上野の杜、美術散策
2016年 02月 24日
久しぶりの上野公園・・・
学生時代には、青テントがあちこちに見られたが、今はもう無い。
あの人たちは何処に行ったのだろう?
公園の中央にあった噴水も奏楽堂も、無い。
音校の食堂「キャッスル」にいた「名物おじさん」は、先日亡くなったらしい。
何十年ぶりに訪ねた時には、まだ僕のことを覚えてくれていて笑顔で歓迎してくれた。
そのうえ注文した食事代は、どうしても取ってくれなかった。
あれから何年たったのだろう?
目の前に広がる新しさより、かつての薄汚い公園の面影を探していた。
今日は、上野の美術散歩。お目当ては、都美術館で開催中の、「第69回書道芸術院展」
FB、ブログ友の先生方の活躍ぶりを拝見する。
そして、併催のルネサンスを代表する「ボッティチェリ展」
東博の「始皇帝と大兵馬俑展」・・・これは最終日、ぎりぎりセーフ。
久しぶりの上野の杜はたくさんの人で賑わっていた。
花見ももうすぐだ。
講評なのだろうか・・・
ブログ友、「たなこころ」さんことIさん、FB友O先生。
全くの初対面だけれどそんな気がしなかった。
気さくに解説をしてくださった。
Iさんの作品の前で。特選を受賞。おめでとうございます。
賞金は?(笑)今度御馳走してもらおうかな(笑)
O先生は、会の審査に携わるほどの高名な方。
篆刻の作品、毛筆も素晴らしい。
とにかく作品の数に圧倒された。
この作品は、レリーフのように盛り上がっている。
宮城の作家で震災に遭われたそうだ。硯を砕いて小片にしたものを貼り付けてある。
まるで津波に呑まれて漂流する漁船や建物をイメージしてしまう。
「書」というジャンルなどどうでもいいのだ。
指で書いたのかなと思ったがそうでもないらしい。
0先生の説明を忘れてしまった(笑)
おもしろいと思った。
陶芸には「指頭文」という指で描く技法がある。
筆、紙、墨、水の折り合いをつけるのは人である。
by tarutaru953
| 2016-02-24 00:16