なぜ橋は赤いのか
2010年 03月 16日
ちなみに僕はアルファロメオかBMまたはVOLVOの赤に乗りたいですが。
はっきり言ってこの橋にはこの赤、似合わないと思います。
関係者には悪いけど・・・形といい色彩といい、美しくないです。
あちこち赤い橋がなぜ多いのか?そもそもなぜ赤でなければいけないのでしょうか?
昔から「赤」という色がなぜ好まれ、どのようにして使われてきたのでしょう。
古代の赤は丹と朱。丹塗りの丹土、つまり硫黄と水銀を含んだ赤土(辰砂)だったり、そのほかの多くはベンガラつまり赤鉄鉱だったりするようです。それはかつて水銀が、不老長寿の丹薬(反魂丹・万金丹・仁丹など漢方薬は名残り?)だったり、赤は火を表し厄災から守る力があるということからなのでしょう。
話は変わって東京九段南の「イタリア文化会館」のビビッドな赤壁、近隣の環境調和の問題でいろいろと物議をかもしているようです。訴訟も起きているんでしょうか?都知事との話し合いでグレーに塗り変えるとか変えないとか。
だからといってグレーというのもなんともやりきれない結論ですね。イタリアのデザイナーは納得したのでしょうか。実物を見てないので僕はコメントできません。楳図かずお「紅白しま模様」邸もよく知りません。
問題は似合う赤、似合わない赤。それには形も重要な要素です。
その辺を考えるひと、人それぞれ感性が違うので難しい問題ではあるんですが、公共事業でも環境デザイナーやカラーコーディネーターがもっと積極的に関わらないといけないと思いますね。
不思議に、この天竜橋の赤では異を唱える声をまだ聞いていませんが。
「昔から橋は赤に決まっとる」とでも?
by tarutaru953
| 2010-03-16 10:57